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7月10日~記者会見 参院選における「脱原発法」賛同候補者公表

2013年7月17日

遅くなりましたが、先週開催されました記者会見の概要を紹介します。

※事務局の責任で発言者の趣旨をまとめました。

趣旨説明(海渡雄一)

この間、脱原発法の制定の運動、昨年は衆議院に提出、今年3・11に参議院に提出できているが、審議・成立まできていない。間もなく参議院選挙だが、さらに盛り上げて、次の国会で脱原発法の議論がされるようにと、私たちも参議院選挙に関わる運動をしています。各候補に脱原発法律関係に対する賛否を求めて、ネットで公開する運動です。

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あいさつ(河合弘之)

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約1年前、8月22日にこのネットワークを立ち上げましたが、その間、原発をめぐる情勢は激動しました。去年の衆院選で自公の圧勝して、政権が変わった。一見すると、今社会は原発再稼働・推進に逆戻りしてみえる。しかし、選挙を前提に各党が原発について、どういう方針かと聞くと、自民党以外は,濃淡の差はあれ脱原発をかかげている。このことが非常に重要だと思っている。逆に言えば、自民党さえ少数派に戻すことができれば、脱原発の政策はもう一度実現にむけて力強く進み始める。

当面大事なのは参院選です。参議院選挙において、脱原発かどうかを一番見極める簡便かつ確実な方法は、脱原発基本法に賛成か、反対か、ごまかすか、そのことで見分けるのが確実だと断言できる。私たちは当初からやってきました。その脱原発政治家を増やし、最終的には脱原発法を成立させる。日本で脱原発を進めるための闘い、そのための運動を粛々とすすめていかなければならない

脱原発にはいろいろな方法があるが、私たちも選挙もそのうちの方法としてきわめて有力な方法だと考えている。脱原発法をテコとした日本の脱原発化のために、これから説明するように、具体的な方法で努力し、闘う。参院選後も、脱原発実現するまで、政治、社会運動、裁判でいろいろな場で総合的な闘いを進めていく。そのうち特に立法の闘いを重視していく。

今日は記者の皆さんは参院選で全国にちらばっていて、今日は呼び掛けてもほとんど来ていただけないとわかっていましたが、あえてこの時期に、私たちは主張を変えていない キチンと運動は進んでいるとアピールするため今日の記者会見をしたわけです。マスメディアはあまりきていないが、ネットや地道な報道で伝わることを希望します。

参院選の取り組みについて(只野靖)

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前回、公示日までしか更新できなかったが、公選法改正によって、選挙期間も更新可能である。脱原発について候補者が発言しているなら、脱原発法に対する賛否を、候補者の生の声で聴いてください。選挙事務所に行けば教えてくれる。口では脱原発と言っていたとしても態度を明らかにしない候補者はニセモノであると考えます。すでに3月11日に出ている、その前に9月にも提出している、議員立法で提出したこの法案を(脱原発を標榜しているのであれば)知らない国会議員、候補者はいません。

この法案は国会議員になったら、賛成してくれるのか。これを是非候補者に問うて、事務局にお寄せいただければと思います。

みなさんができる脱原発法の実現のために一人一人ができる活動だということを理解してほしい。私たちとしては、どちらに投票しろとかいうことは目的としていない。理想をいえば、東京選挙区の20人全員賛成してくれれば役割を果たしたことになる。もし20人が賛成で、そのうち何人かが国会議員になれば、(ほかの選挙区も同様になれば)自動的に法律はできることになる。

もちろん、自民党候補者の中でも結構です。自民党は、党としては反対と明確に言われましたが、自民党の中にも党の考えと自分は違う、この法律に賛成だという候補者はぜひ知らせてほしい。

以下の基準で行っている。

http://www.datsugenpatsu.org/2013sangiin/

政党へのアンケートに対して、賛成という政党所属の候補者は賛成としている。逆に、賛成とした政党であっても、個別の候補者個人の言動が脱原発とは違うという疑義がある場合には、個別に確認します。賛成反対を明示していない候補者は、原則回答なし。アンケートや公約で、脱原発に矛盾しない場合は賛成、最も多いその他は、脱原発では生ぬるい、即時廃止をお寄せくださる政党を入れています。

阻止ネットの活動紹介(真下俊樹)

http://www.soshinet.org/datsugenpatsuhou

生協の取引先など600団体が参加、数が多いということと、パワーの中心が女性であることがメリット。

阻止ネットとして、4月にキックオフ集会を開催。そのなかで3人の講師の方の講演。その後で、地域の幹部100名がワークショップを行いました。その会合をビデオにとり、持ち帰り、各それぞれで取り組めるようにした。地域の選挙区の候補者にに当たる。選挙事務所に行って、政策契約書にサインしてくださいと言う取り組みをしている。

海渡:最近、6月 ウォッチネットが賛同団体に加わるなど、脱原発法が必要だという声が広がっている。

参院選の意義(藤本泰成 原水禁、平和フォーラム事務局長)

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核兵器も核の商業利用も私たちの生活とは相いれないと運動してきた。3・11直前、脱原発のロードマップを作れないかと動いていた、その矢先に事故が起きた。原水禁として何かできないかと思っていたが、私たちの動きの前に市民の動きが広がった。そこで、その市民の方々のそれをバックアップできないかと1000万人アクション、1000万人署名、そのような運動の大きな流れを作った。普通の市民が脱原発の運動に主体性の中で入ってきている。今までの社会の動きになかった、または少なかったことではないか。

これまで脱原発として頑張ってきたが、多くの市民が集まってくる。昨年は代々木公園に17万人。しかし、基本的な部分で脱原発が進んでいかない。政治が勇気を持って決断できない状況が続いている。政権交代して、原発推進の状況にまでなってきている。そういうところで、とにかく基本的な部分をきめようではない、そのことで脱原発基本法の運動に参加している。

さっきもらった(チラシの紹介)アベノリスク、3本のヤダ。安倍首相は自分の目指す社会を最初大きく国民にぶつけてきた。ところが、それは私たちの目指す社会ではないだろう。私たちが目指すのは一人一人の生命を大事にする社会、それを国民は感じ取っている。

前回の安倍内閣 戦後レジームからの脱却といいました。そうは言いつつ、戦後レジームであった成長経済と日米安保に戻ろうとしている。原発と米軍基地はその象徴である。今回の選挙はいろいろな報道の中では、与党勝利するときこえるが、市民がこの国をどうしていくか問うている選挙。

そのような市民の取り組み、運動をきちんと社会に残していきたい。

先ほどの河合さんの話にもあったが、野党全体が脱原発。それは市民の声、新しい社会、そういうものを国民の中で作っていく選挙にしていかなければならない。

まとめ(海渡雄一)

今度の選挙に考えてほしいのは2年半前何が起きたのか。福島の人びとがどのような状況なのか。今もなお避難を強いられている15万人の人々について心の中に思い描いてもらいたい。自民党の政調会長はこの事故で死亡した人はいないと言ったが、災害関連死だけで1500人をも超える実情をきちんと胸に刻んで、あのような悲劇を二度と繰り返してはいけない、そのためには脱原発を実現する政治家を送り込もうと考えてほしい。

この後、質疑応答を行い、最後に木村結さんが締めのあいさつを行いました。

以下、当日のユーストリーム中継を、IWJのサイトでしばらく確認することができます。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/89734