3月15日午前11時伊方原発の運転について山口地裁岩国支部が判断

2019年3月4日

伊方原発運転差止仮処分の決定書交付日について,本日裁判所より連絡がありました。

3月15日(金)午前11時山口地方裁判所岩国支部です。

2017年3月3日に四国電力伊方原発3号機の運転の仮の差止を求めて、住民3名が山口地裁岩国支部に申立てました。昨年9月28日に最後の審尋期日を終え、裁判所の判断待ちでした。裁判所が申立を認めれば、伊方原発は法的に動かすことが許されなくなります。

昨年7月18日には、原発の運転差止仮処分では初めての口頭弁論が開かれ、小松正幸愛媛大学名誉教授の証人尋問が行われました。小松先生は伊方原発沖を走る中央構造線が巨大地震を引き起こす可能性の高い活断層であること、この点について四国電力の調査が極めて不十分であることを証言されました。

なお、山口地裁岩国支部には本訴も係属しています。他に伊方原発の運転差止を求める訴訟が松山地裁、広島地裁、大分地裁に係属しています。仮処分については、大分地裁の不当決定に対する即時抗告審が福岡高裁に係属中です。

証人尋問を経ての運転差止仮処分事件の決定は初めてのものです。裁判所の判断に注目してください(事件の経緯、詳細は伊方原発をとめる山口裁判の会のサイトをご覧ください)。

▼2019.3.7チラシ追加

7月13日証人尋問後の記者会見

四国電力伊方原子力発電所。一番右が3号機。設置許可申請時には前提としていなかった中央構造線が近傍に走っている。

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