発売中の週刊金曜日 10月の原発裁判

2018年10月1日

発売中の週刊金曜日に10の原発運転差止裁判等の口頭弁論期日が掲載されました。金曜日の公式サイトにも掲載されました。「みんなで傍聴10月の原発裁判」 ●みんなで傍聴原発裁判一覧 ※次の期日が漏れておりました:10/12(金)14:00佐賀地裁 玄海原発操業差止め等請求訴訟 第27回口頭弁論期日 (2018/10/10更新)

9月25日は広島高裁が昨年12月13日の伊方原発3号機の運転差止仮処分決定を取り消す判断をしました。続いて、28日には大分地裁が住民らの伊方原発3号機の仮処分申請を却下しました。広島高裁は、昨年の差止決定より進んで、新規制基準の火山ガイドの定めは不合理だと断じ、四国電力の主張を退けながら、社会通念を持ち出して、四電の異議を認めました。他方、大分地裁の判断は、その訴訟指揮からも、決定文からも、残念ながら結論ありきで見るべきところのない恥ずべき決定であると断じざるを得ません。

決定文交付後の記者会見(大分県弁護士会館)

このような裁判所の判断は極めて残念ですが、「もう二度と福島原発事故のような事故を起こしてはいけない、原発は要らないというのが大多数の市民、国民です。一喜一憂せず、脱原発の運動を続けていきましょう」(河合弘之)。

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