7月4日 大飯原発名古屋高裁金沢支部判決言渡し

2018年6月25日

このサイトでもすでにお知らせしておりますが、7月4日午後3時、名古屋高裁金沢支部(内藤正之裁判長)にて、大飯原発3・4号機の控訴審の判決が言い渡されます。
2014年5月21日に、差し止めを認めた福井地裁判決(樋口英明裁判長)の控訴審です。この高裁の審理において、元原子力規制委員会委員長代理も務めた島崎邦彦さんが、大飯原発の基準地震動は過小評価で、許可処分は認めるべきでないと証言されました。口頭弁論における原告の意見陳述では、福島原発事故の被害者の方々も、福島第一原発事故と同じような事故は二度と起きてはいけないのだという思いを話されました。期日を重ねるたびに、地盤調査が極めて不十分であること等、申請内容及び審査の杜撰さが明らかになってまいりました。

裁判所においては、福島原発事故のような過酷事故は二度と起こしてはならないのだという司法判断をしてくださるよう、祈っています。

訴訟の経緯、7月4日当日の詳細予定は「福井から原発を止める裁判の会」のサイトをご覧ください。

13:30までに来た方を対象に抽選 傍聴券交付情報

15:00 判決言い渡し(名古屋高裁金沢支部201号法廷)

終了後、金沢弁護士会2階ホールで報告集会。

昨年11月20日の結審後の報告集会で「原発より人の命が大事!」と掲げる嶋田原告団事務局長、弁護団ら(金沢弁護士会館)


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声明 大飯原発3、4号機運転差止訴訟福井地裁判決の意義と 脱原発弁護団全国連絡会としての今後の行動提起 一番下に大飯原発3,4号機運転差止め訴訟福井地裁判決文全文が掲載されています。

 

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